現代日本人の外食動向「パート1」
現在の中国は北京オリンピックが成功裏に終わって経済的にも高度成長を続けてきていますが、この状態は過去に日本が東京オリンピックに経験した高度成長期と酷似しています。
寿司や刺身の様な生の魚など絶対に食べなかった中国人も最近では寿司がブームになって中国の寿司屋の大手が日本にまで最高級のマグロの買い付けに来て話題になるほどです。
この様な事は何も中国に限る事ではなくて、どの国に於いても経済の状況が良くなりますと仕事の関係の接待や仲間たちとの交際も増えてゆきますし家族や恋人とも外食を楽しむ方向に行きますので人々の外食傾向は盛んになります。
日本におきましても第二次大戦が終了して国土の復興が始まりますと、戦災で焦土と化した中からも始めに屋台などでラーメンやホルモン焼き、おでん等が店開きを始めたものです。
戦後の復興が順調になって繊維品や雑貨類から始まって次第に家電製品なども輸出出来るようになり高度成長期が続きます。
そのようになりますと町の到る処に一杯飲み屋や小料理屋が出現して人々は仕事にかこつけては仲間を誘って食事をしながら酒類を飲んで楽しみます。
この時代の国民の一番の楽しみは仕事帰りに小料理をつまんでは酒を飲む事でした。
さらに時代が進みますと東京オリンピックや大阪の万国博覧会を契機にして日本経済は最高の成長期に入り国民の生活も豊かさを増して行きます。
JALパックなどで外国に観光旅行をする人も急増し、ビジネスのために商用で海外に出掛ける人も増えてゆきます。
飲食業界においてもアメリカのファストフードやファミリータイプのレストランの手法も導入されて全国展開をする会社も増えてゆきます。→次章へ続く
現代日本人の外食動向「パート2」
前章からの続きになりますが、戦後の日本経済の高度成長に支えられて日本の外食産業も過去の個人営業から企業が参入するような産業へと前進して行きます。
ハンバーガーチェーンを代表するようなファストフードや、日本の飲食業界も回転寿司やうどんチェーン店などの各種の飲食形態が全国に展開される時代になります。
一方、アメリカの手法を導入して成功を収めたスーパーやコンビニも中食等の飲食業に参入してサンドウィッチやお弁当等、各種持ち帰りできる総菜を積極的に販売し始めます。
この様にして飲食に関する業界は相互の垣根も無いままに国民の食欲を満たすために、少しでも「安く・美味しい」料理を研究して生産販売します。
この様な業界の競争は一般の人々にとっては有りがたい事で、従来のように自宅で料理して食べるよりも時間的にもコスト的にも、料理のバラエティーにおいても得になりますので益々と外食や中食傾向に火が付いてまいります。
実際のところ、コンビニ弁当などはおかずの種類をみますと、どうやっても自宅では作れないような内容になっています。
また現代社会では女性の職場進出が盛んで男性に負けないような稼ぎを上げる人も多くなってきていますので、従来のように専業主婦が家で料理して亭主の帰りを待ってくれる時代ではなくなってきています。
この様な時代ですから男女ともに結婚をしないで、好きな時に好きな相手と恋をしたり、お互いに飽きが来るまで同棲する事を是としているカップルも多くなっています。
ですから益々と家で食事するという環境条件が減ってきていますので必然的に外食か中食と言う時代になっていると言えます。
おそらくこの様な現象は今後とも続いてゆきますので外食産業や中食の業界においては追い風の面もありますが、実際には過当競争も激しくなってきていますのでコストの削減や顧客の確保にしのぎを削っています。